あなたの誕生日を祝いたい
城山小太郎が、私的「しんどいオブザイヤー2018」を受賞した。
え?今年まだあと4カ月ある?いや、小太郎を超えるものはこの先何十年と現れないだろう。なんなら「しんどいオブ21世紀」を受賞してもおかしくはない。
そのくらい、私の全細胞から「しんどい」以外の感情が欠落した。
念のため説明しておくと、城山小太郎とは現在日本テレビ系で放送中の、NEWS加藤シゲアキが主演をつとめる「ゼロ 一獲千金ゲーム」に友情出演するNEWSメンバーのうち、手越祐也が演じる役だ。
地上波の本編とは別に、エピソードゼロとしてHuluでメンバーが零(加藤シゲアキ)と出会うまでの背景が描かれている。
増田貴久演じるカズヤの次に、零の刺客として現れる城山小太郎こそが、私を狂わせたわけである。
そんなHuluスピンオフの初見は、NEWSの15thライブを終えた後、ホテルで友達と、だった。
地上波の本編後の予告の時点で私は過呼吸を起こし、小山担にドン引きされた(悲)
その後も、Wi-Fi環境であろうとなかろうと甲斐甲斐しくHuluにアクセスしていたし、気が付くと三度の飯より小太郎、寝ても覚めても小太郎、お風呂入っても小太郎、という脳へとアップデートしてしまった。
前置きが長くなってしまったが、細胞に耐性が備わり、ようやく「しんどい」感情を言葉で表現できるくらいにはなったので、酒のあてがてら、しんどいオブザイヤー2018の受賞理由を「ここがしんどいよこたろーちゃん」というネーミングセンス皆無なキャッチコピーとともにお送りしたい。
※なお、当方まだ原作漫画を読んでいないため、一部勝手な妄想や推測をおりまぜているのでご了承ください。また、盛大なネタバレを含みます。これからHuluをみようと思っている方はUターンをお願いします。
まず、最大の謎しんどポイントは
●どうして小太郎はいじめられていたのか・・・?
実はとても闇深い過去をもつ小太郎。過去のいじめが元凶となり、その後の人生を狂わせることとなる。
イジメの原因がわからないことには小太郎を救えないし(?)、下手に手を差し伸べることが小太郎にとってマイナスになってしまうかもしれない(?)
なんでコタちゃんいじめられてたんだろ〜(◞‸◟ㆀ)
— こぐま💙🍓 (@pinkpanita2) 2018年8月6日
「アメリカではこんなことしないよ(´・ш・)」とか「日本人は〜(´・ш・)」とか言ったのかなぁ〜(◞‸◟ㆀ)
これはスピンオフを見る前に、小太郎がアメリカ人の親をもつアメリカかぶれのハーフというWiki先生の情報から軽率に推測したのだが、実際見てみるとそういう感じではなさそうだ。そもそも発言することすら許されないような陰キャラっぷり。
じゃあ何・・・?顔がかわいいから??
うっ…たっ…たしかにこれは…(納得すな)
いやしかし、いくらかわいいからといって、いじめが許される世界などあってはいけない。
ちなみにこの小太郎がいじめられるシーン…
いまだに泣く。
やめろ!!小太郎に手を出すな!!殴るなら私を殴れ!!!!と言いながら、小太郎に群がるこの汚らわしい男たちをボコボコにする。(iPhone画面を鬼タップしながら)
小太郎はなぜ、ここまでひどい仕打ちを受けていたのだろう。
ここからは完全に私の推測なので、全部語尾に「たぶん」つけて読んでほしい。
小太郎は曲がったことが嫌いだ。
そして、強き者に憧れる弱き者の味方だ。
それを守るためなら、自分が傷つくことをも恐れない。
(あれ・・・これ誰かに似てるな・・・)
小太郎はもしかして、他にいじめられていた子を守って自分がターゲットになってしまったのでは・・・?
(自爆)
まぁこれは完全に私の憶測だけど…小太郎が優しいということは憶測でも妄想でもない、ただの事実。そう・・・
●優しい
レンタル友達サービスを経営する小太郎は、お客さんが本当に友達と過ごしているんじゃないかと錯覚をしてしまうほど、太陽のような笑顔を振りまいている。
のちにわかるのは、小太郎自身もかつてはレンタル友達サービスのヘビーユーザーだったこと。
そんな…そんなつらいことある…??
このお客さんへの誕生日サプライズケーキの演出も、きっとかつて誰も祝ってくれない自分の誕生日にレンタル友達サービスを利用したときに、自分がされて嬉しかったことなんだ…
つらい。無理。
自分が痛みを知っているからこそ、同じように傷を負っている人を救いたくて会社立ち上げたんだよね…
コタロウ、ヤサシイ、コタロウ、スキ
こうしてお客様ファーストで日々奮闘していた小太郎に、悲劇が訪れる。
ひょんなことから、いじめの過去が再び小太郎へフラッシュバックとして襲いかかるのだ。
あの…ここでちょっといいですか?
かっ…顔がいい…
吹き出物すらいとおしい。小太郎…ちゃんと眠れてる?お野菜食べてる?ビタミン摂ってる?(過保護)
おっと話が逸れた…
このひょんなことが原因で迷惑をかけられたから謝罪しろと主張する客。
いやいやいやお前…
うちの子だって被害者ですけど???
小太郎を抱きしめたい衝動にかられるが時すでに遅し。
客に突き飛ばされたことで押されてしまう小太郎の喧嘩スイッチ…
城山・子ライオン・小太郎…
いや…いじめられっ小太郎なのに、どこでそんなかっこいい喧嘩のフォーム覚えたん??生まれつき?生まれつき運動神経がいいんか?わかる~!!
しかもさ…慣れた感じで馬乗りするじゃん…(性癖)
こうしてこれまで底抜けに明るいキャラを演じてきたのに、自分の闇深い過去を仲間たちに知られてしまった小太郎。必死にフォローする同僚との会話で、私のしんどバロメーターはうなぎのぼり。
「嫌われてていじめられてる奴って、どっかに原因がある」
「僕の弱みを知って、見下せて、うれしいのか?」
「友情を金で買おうとするクズ」
…ギュイン…(しんどメーターが振り切る音)
そう、人を罵倒しているようにみせかけて、これらの言葉は全部自分に吐き捨てているのだ…
●根っこのところで、自己肯定感が低い
これが歪んだ小太郎を作り上げてしまった一番の原因なのかなと思っている。
いじめられた経験から、自分に非がある、自分は底辺の人間だと思ってしまった小太郎は、誰かを信用したり、信頼関係を構築する術が分からなくなってしまったのだ。
だから職場に監視カメラを設置し、従業員の動向をチェックし、彼らが今何を求めているのかを把握して、望みを忠実に叶えてあげることでしか、自分にも友達がいる、仲間がいるという安心と自信を手に入れられなかったのだと思う。
しかし歪んだやり方で 構築した関係は、ガタガタと音をたてながら崩れていく。
仲間と思っていた人たちが自分から離れていき、再び一人になってしまった小太郎は、再び同僚たちの前に現れるのだが…
かっ…かわいい~!!!!!!!!!!!
突如現れる小太郎に後ずさりする同僚たちだが、私が同僚だったら
「えっ?!!小太郎さんちょっと会わない間にはちゃめちゃにかわいくなってません?!!いや、前からかわいかったんですけどぉ!!」って言って仲直りだが現実はそうもいかない。
この後すさまじい様子で壊れていく小太郎を目の当たりにする。
残虐なクイズで同僚たちが苦しむ様子を楽しむ小太郎。
このあたりの理性がぶっ飛んだ小太郎の目に、「お電話ありがとうございます!今日からあなたとお友達、ぐっとフレンズで~す!☆彡」と生き生きと仕事をしていたあの頃の面影はない。たしかに言えるのはドンピシャで私の性癖だということだ。
クイズの終盤、思わぬチャンスを手にした小太郎は世界一悲しい問題を出題して運命をゆるがす賭けに出る。
●僕の誕生日はいつ??
こっ…こたろぉぉぉぉぉ~~~!!!!(爆泣)
サプライズで誕生日を仕掛けられ「僕の誕生日覚えててくれたんだ…」と驚く客に「当たり前だろ、大事な仲間なんだから」と言う小太郎が走馬灯のようによみがえる。
本当の仲間なら、友達なら、僕の誕生日、知ってるよね?
もしかしたら、もしかしたら知ってくれているかもしれない。
そんなかすかに期待をよせた目でクイズを出題する小太郎の想いもむなしく、3人に容赦なくあたえられる電気ショックの音と、それを虚ろな目で聞く小太郎…
これをしんどい以外の言葉で表せるなら教えてくれよブラザー…
小太郎が彼らをこのクイズに召集した目的はなんだったのだろう。
仲間だと思っていた人たちに裏切られ、自分だけがまた一人になることへの恐怖やいつまでも友達ごっこをしている人たちへの嫉妬心。これらが生んだ「友情の破壊」が小太郎に快楽を植え付けたのだ。
なんなら、このクイズの後、小太郎は自分も死ねばいいと思っていたのかしれない。誰にも必要とされない。誰の友達にも、仲間にもなれない。生きる意味ある?そんな目をしていた小太郎…
私がもしこの会員制有料チャンネルとやらでこの一部始終を見ていたら、即小太郎を保護しに行っていた。
小太郎!!私がいる!!私がいるよ!!!誕生日11月11日じゃん?1カ月前からツイッターはカウントダウンアイコンにして心待ちにしてるし、本人不在の誕生日会だって何度も開催してる!!写真付きのケーキだって予約するし、なんなら毎日11時11分はにやにやしちゃうんだから!!そのくらいこたちゃのこと大好きなんだから!!って駆け寄りたい人生だった。
しかし無情にも、小太郎はジジイに拾われてしまう…
フリフリのお洋服を着せられコタにゃんとしてドリームキングダムで第二の人生を送ることとなった小太郎に一体どんな運命が待ち受けているのか…
続きは!!今夜22時30分から!!ゼロ 一獲千金ゲームで!!!見てねっ☆彡
P.S.今日の本編により私の身に何かあれば、小太郎をこんなに思っている人がいたとこたちゃに伝えてください。。。(ブログを遺書にすな)