平成最後の夏に叫ぶ愛

2018年6月。

 

 

 

 


必死で生きたような生かされたような、そんな1ヶ月だった。

 

 

 

 


ボロ雑巾と化した身体だったけど、頭の細胞だけはわりと真面目に働いていたと思う。毎日いろいろなことを考えていた。

 

 

 

 


こうしてブログという形でわざわざ文章にしようと思ったのは、点のようないろんな自分の想いを線にするためというか。

 

 

 

 


学級委員のようになる気はないし、100人いれば100通りの意見があると思っている。だからもし、これを読んでいただいている方がいても、あくまで私個人の考えということを理解していただければと思う。

 

 

 

 


結論から言うと、私は今回の件において、どうしても彼らを責めたり、説教したりする気持ちにはなれない。

 

 

 

 


プライベートを当たり前のように盗聴盗撮し、都合のいいように切り取った部分だけを晒し、世間が好きそうな過激なワードとセットで悪者に仕立て上げ、これでもかというほど袋叩きにして排除しようとする社会は正義なんだろうか。

 

 

 

 


浴びせられる「アイドルなんだから…」という言葉。

 

 

 

 


どこまで彼らに「アイドルであること」を求めて良いものなのだろう、どこまで求めたら気が済むのだろう。ていうか、アイドルってなに?そんなことをずっと考えていた。

 

 

 

 


TwitterInstagramで芸能人と気軽につながることができ、ライブ配信などで芸能人のナウを知ることも簡単に出来る時代だ。なんのツールも発達していなかった昔と比べると、確実に芸能人は身近な存在になったと思う。

 

 

 

 


そうした時代の変化からか、全てを知ろうとしてないか。全てを知った気になっていないか。

 

 

 

 


全てを知りたい欲求で辿り着いた情報で全てを知った気になって、自分の目でこれまで確かに見てきたものを塗り替えて上書き保存してしまう人があまりにも多い。

 

 

 

 


何度も目にした「プロ意識がない」という言葉。

 

 

 

 


悲しかった。悔しかった。

 

 

 

 


プロ意識ってなに?

 

 

 

 


プライベートも常に盗聴盗撮されてると思って過ごすこと?

 

 

 

 


私はそんな生きづらい生活を強いてまでアイドルでいて欲しいとは思わない。

 

 

 

 


とびっきりの笑顔で、常に今日が最高だったって思うようなパフォーマンスをしてくれて、日常の嫌なこと全部忘れて、また次に会えるのを楽しみに頑張ろうって思わせてくれるのが私にとってのアイドルだし、それをやってのけている彼らは私にとっては間違いなくプロだ。

 

 

 

 


ステージ上で輝く姿よりも、得体の知れない人物が盗撮盗聴して切り取られたプライベートの情報のほうが、プロ意識を判断する材料として有効なのか。それはあまりに悲しい。

 

 

 

 


彼らがステージ上で魅せる姿、メディアでの姿、ファンに向けてかけてくれる言葉、これらは彼らのほんの一部でしかない。

 

 

 

 


しかし、これが私にとっての全てだ。それ以上も以下もない。それしか知らないし知ることはできない。でもそれでいい。それがいい。

 

 

 

 


それを頼んでもないのに、何にも知らない赤の他人に、ほら見て?これがあんたの好きな人の本当の姿だよ、どう?幻滅した?と、ご丁寧に証拠のブツまで並べられて問われる時代だ。

 

 

 

 


たまったもんじゃない。余計なお世話だ。

 

 

 

 


だからなに?それだけだ。

 

 

 

 


目を背けたいわけじゃない、そんなことする人じゃないとか言ってるわけじゃない、事実として確かにあったのかもしれない。けど私にとってその情報は重要ではない。

 

 

 

 


私の「NEWSが好き」という気持ちには1ミリも影響は及ばないし、誰に否定されるものでもない。自分のものだ。

 

 

 

 


だからこそ、元を辿れば同じようにNEWSを好きだった人たちが、「好きだから言ってるんだ」とか、「好き」を都合のいいように使って、言葉の凶器を振り回して彼らを傷つけている現実が苦しい。

 

 

 

 


ファンってなに?応援するってなに?

 

 

 

 


私は曲やライブを通して「ひとりじゃない」と言ってくれるNEWSが好きだ。

 

 

 

 


「15周年ライブはみんなから僕達へのプレゼント」と幸せそうに笑う手越祐也がすきだ。

 

 

 

 


そうやって、いつもファンと同じ目線でいてくれるNEWSが好きだ。

 

 

 

 


だから私も、アイドルとファンは対等でありたいと思っている。NEWSが「ファンを幸せにしたい」というのなら自分たちも幸せでいてほしい。

 

 

 

 


今回のことに関して私は謝ってほしいなんて微塵も思っていないのだけど、それでも彼らが謝るのなら「ごめんね」「いいよ」それでいい。

 

 

 

 


夢をみさせてもらうでもなく、夢をみせてあげるでもなく、一緒に同じ夢を叶えたい。

 

 

 

 

 

 

それがファンであり応援することじゃないかと思っている。私は、ね。

 

 

 

 

 

 

だから、それができなくなった時に私は離れるんだろうし、そのタイミングは自分で決める。

 

 

 

 


「自分のものさしではかる」

 

 

 

 


私が何をするときもお守りとして心に持っている、手越くんのこの言葉にかけて、今日も私はNEWSが大好きだ。